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ファンタジーを楽しむ前に

この文章↓

http://d.hatena.ne.jp/nagano_haru/20110801

すっきりまとまっていて、よかった。
私はこのアニメは見ていないし、ジブリアニメも最後に見たのは何年(十何年?)前か…といった感じで、こういうふうに語ることもできないのだけれど、ファンタジーをファンタジーとして楽しむ前の認識として、必須だよね、このへんは。
宮崎アニメが「少女」へ向ける視線の搾取性というのも、今さら私が言わなくても気づく人はとっくに気づいていることだろう。「ナウシカ」の造形なんて、少女性に母性をつきまぜた上にあらゆる幻想を背負わせて強引に世界救済までさせてしまうという、やらされる方からすれば、つきあってられっか、という都合のよさだし。家族観なんかについては、十分保守的なイデオローグだと思うし。
でも、たぶんそれを知った上で「大嫌いだけど大好き」という筆者が書いているからこそ、の力を感じる文章です。批評とはやはり、対象への愛に出発しなければ。

ただ、冒頭のところで少し思ったのだけれど、「父が稼ぎ、母が専業主婦」という家庭のモデルを本当に実現できたのは、「団塊の世代」の中でも実は一部にすぎなかったのではないだろうか。モデルはあくまでもモデルであって、実際には家族経営の自営業や、「父が稼ぎ」だけでは生活が成り立たず、母も稼ぎながら家事と育児、といった形態が多かったはずだ。そして、思うに、それが多くの人にとって現実ではなかったがゆえに、モデルがモデルとして憧れの対象であった、あり続けている、という面があるのではないか。「父が稼ぎ、母が専業主婦」といういわゆる近代家族モデルについては、そういう「庶民の見果てぬ夢」という一面、憧れの対象として生き続けているという面も考える必要があるのかな、と最近思うことが多い。
 

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プロフィール

 

岩尾忍

Author:岩尾忍
1980年生れ。
2010年、詩集『箱』(ふらんす堂)。

 

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